声を使う人への鍼灸治療

水道橋すぐの鍼灸整体院のルクス治療院です。

歌い手さんで発声など声の出しにくさがあったり、声の使いすぎによる喉の不調が出る経験があると思います。

歌うことでどのような筋肉が使われるのか、使い過ぎることでどうなるのか、治療についても紹介していきたいと思います。

歌うとどんな筋肉が使われる?

歌うことで様々な筋肉が使われます。歌うことで直接使う「声帯」を動かす筋肉、発声をするために必要な「呼吸筋」やそれらを補助するために動く筋肉があります。どのような筋肉があるのか紹介します。

声帯を動かすための筋肉

引き上げ

甲状舌骨筋

口蓋咽頭筋

茎突咽頭筋

 

引き下げ

胸骨甲状筋

輪状咽頭筋

呼吸に関わる筋肉

安静時吸気筋

・横隔膜、外肋間筋

吸気時には横隔膜が収縮することで、胸腔内圧が下がり肺に空気を取り込みやすくなります。また、外肋間筋は肋骨を挙上させて胸郭を広げます。

安静時呼気筋

なし

リラックスしている時には筋肉の弛緩で自然と空気が抜けるようになります。

努力吸気筋(力を入れて吸う筋肉)

・胸鎖乳突筋、斜角筋、肋骨挙筋、上後鋸筋

努力呼気筋(力を入れて吐く筋肉)

・内肋間筋、腹横筋、下後鋸筋、腹直筋

その他呼吸補助筋

広背筋、僧帽筋、内腹斜筋などなど

声を使い過ぎるとどうなる?

声帯などに関わる筋肉が疲労を起こすと、「咽頭の不快感」「声の質の低下」「咽頭の炎症・腫れ」が起こります。継続的な負担はこのような状態を生む原因になり、声を使う仕事では支障をきたすようになります。声帯の疲労が積み重なると声帯炎や声帯結節の原因にもなります。

治療について

声帯周囲の頸部の筋肉の緊張を抑えること、呼吸に関わる胸部や背部、腹部の緊張を抑えることを主としておこないます。主に鍼灸治療をおこない、血流を促進させ疲労を回復させます。声帯での不調が強い場合には、耳鼻咽喉科にて炎症などの有無を診断してもらった後に鍼灸治療をおこなうことが良いです。ステロイド剤が嫌な場合には、薬の副作用のない鍼灸治療がおススメです。

お問い合わせについて

のどの不調でお悩みの場合で気になる点などありましたらお気軽にお問い合わせいただけたらと思います。当院のLINE公式アカウントでは営業時間外でも対応いたします。

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