野球やテニスをして、肘のこんなお悩みはないですか?
✔ 痛み止めやシップ、サポーターでごまかしている
✔ 日常生活(家事など)で痛みが出ている
✔ 日常生活でも痛みがあるが、どうしたらよいのかわからない
こんな風に思っている人は意外と多いのではないかと思います。
日常生活でこんな辛さはないですか?
・カバンを持つと肘が痛くなってくる
・フライパンや鍋を持つと肘が痛い
・ペットボトルのふたを開ける時に肘が痛い
日常生活で支障が出るとストレスも溜まるし辛いですよね。
でもテニスや野球などのスポーツもしたい、と思っていませんか?
痛みを我慢していると、「荷物が持てない」「腕に力が入らない」などの状態になることもあります。
早めの対処が大切で、初期の対応であれば競技復帰までの期間が短く済むので、我慢する必要はありません!
肘の構造と、野球肘・テニス肘の原因と治療について紹介していきます。
肘関節の構成と動き
肘関節は肩から肘までの上腕骨と、 肘から親指側の橈骨という骨と、小指側の尺骨という3つの骨でできています。
動きは肘を曲げ伸ばし、回旋(手首を回すような動作)する役割があります。
肘に付着する筋肉は、肩関節から出てくる上腕の筋肉と、手首や指に繋がる前腕の筋肉が交わるところです。
今回の野球肘・テニス肘に関係するのは、主に前腕に関係する筋肉の付着部に多いので、前腕と連動する動き(肘の曲げ伸ばし・回旋)に影響してきます。
野球肘について
野球肘は野球の投球による肘部の障害や上腕骨内側上顆炎をと総称して野球肘と呼んでいます。
また、テニスのフォアハンド、ゴルフなどでも引き起る肘の痛みを含んだ運動障害のことをさします。
野球肘の原因
主な原因として過剰な投球数などの肘の使いすぎによる疲労が考えられます。
強い外反力に対して、特に円回内筋が強く収縮し、また内側側副靭帯により強く引っ張られることで肘部内側に負荷が掛かって引きおこります。
野球肘の症状
明らかな肘内側の圧痛、腫れ、痛み、投球動作時の肘痛や可動制限などがあり、内側上顆炎、内側上顆裂離骨折、前腕回内屈筋群・内側側副靭帯損傷やその引っ張りによる裂離骨折などが考えられます。(成長期の場合は、骨端核の肥大、分節化、骨端線離開)
将来的に肘関節の不安定症や遅発性尺骨神経麻痺(肘部管症候群を含む)の発生もあります。
内側上顆炎の場合、日常生活において物を持ち上げたり、力を入れる動作で痛みが強く出現します。
テニス肘について
テニス肘はバックハンドストロークで発生する、 肘の外側にある外側上顆という上腕骨にある部分の 痛みを含んだ炎症性の運動障害です。
主に使いすぎで発生することが多いですが、 テニス初心者や筋力の弱い女性に出現することが多いです。
また、ゴルフやバトミントンなどのスポーツや、 手をよく使う作業をされる方も 出現することは多いかと思います。
テニス肘の原因
バックハンドストロークで正確にボールを捉えられず、その衝撃を手関節伸筋群(手首を甲よりに曲げる)に受けることで、筋肉の付着部で変性を起こし発生することが考えられます。
テニス肘の症状
手首を甲よりに曲げる時の痛みや、バックハンド時に肘から前腕にかけ痛みや熱感が出現します。日常生活では、物を持ち上げたりタオルや雑巾を絞る動作などで 痛みが出る場合が多いです。
当院での野球肘・テニス肘の治療について
今まで紹介した野球肘・テニス肘は、主にオーバーユース(使いすぎ)で 起こる場合が多いです。
肘周囲の筋の緊張を取り、また痛みにより隣接する関節(手首や肩関節など)の負担を取り除くことで痛みの緩和や再発防止に つながります。
日常生活で支障が出るようなことも多い疾患で、荷物を持つ時や雑巾を絞る動作などで痛みが出るようであれば、治療だけでなくサポーターなどを常用するなどして関節などに負担を掛けないようにすることも大切です。
痛みを我慢して野球やテニスの競技をされていた方だと、 フォーム不良等により身体全体のバランスが崩れていることも多いので、 上肢全体の骨格や筋肉の調整を行うことをおススメします。
また、鍼で負担の掛かった筋肉を緩めるのも有効です。
症状により、加えてテーピング固定で関節などを保護することも大事になります。
初期の痛みですと競技復帰も早くなりますので、 痛みや違和感がありましたら 一度当院にご相談下さい。
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