子宮筋腫に対する鍼灸施術で改善

水道橋駅すぐにある鍼灸マッサージ院のルクス治療院です。

子宮筋腫とは良性の腫瘍で子宮の筋肉層にこぶのようなものができるもので、30代~40代で4人に1人はいる比較的多いものです。

原因は明確にはわかっていませんが、女性ホルモンのエストロゲンの影響があるのではとされています。

当院では子宮筋腫に対する鍼灸施術をおこなっています。10cm以上のサイズでは難しいですが、それ以下の場合には鍼灸施術で小さくなり、それに伴う症状も軽減する可能性があります。

・妊娠を希望したく手術は受けたくない

・筋腫に伴う不調があり解消したい

このような方には鍼灸施術を推奨します。では、病態や鍼灸施術の考え方についてお話します。

子宮筋腫とは?

子宮の筋層(平滑筋)にできる良性の腫瘍です。

種類は「筋層内筋腫」「粘膜下筋腫」「漿膜下筋腫」の3つに分けられますが、特殊なタイプで「頸部筋腫」というものもあります。

筋層内筋腫

子宮の筋層にできる筋腫で、最も多いタイプで約70%はこれに該当します。

小さいうちでは無症状が多いが、大きくなると経血が増えたりします。子宮全体を腫大させやすいのが特徴です。

粘膜下筋腫

子宮内部に向かって増殖するタイプで、最も症状が強く出やすいのが特徴です。

強い貧血が出ることや、手術が選択されるケースが多いです。

漿膜下筋腫

子宮の外側に向かって増殖するタイプです。

子宮内部に影響がないので月経量には影響しにくいです。その為、大きくなっても気づきにくいです。

頸部筋腫(子宮頸部の筋腫)

子宮の入口部(頸部)にできる筋腫です。

圧迫症状が強く出る事があり、治療が難しい場合があります。

子宮筋腫の症状は?

筋腫の部位によって出てくる症状が異なります。初期の子宮筋腫だと自覚症状が現れないことも多いです。症状別でまとめて紹介していきます。

【月経異常】

月経不順や月経過多などで、月経の周期、量に異常が出てくるものです。

・粘膜下筋腫(最も多い)

・筋層内筋腫(中程度に多い)

【貧血】

月経過多が続いて出血が続くことで貧血が起こります。

・粘膜下筋腫(圧倒的に多い)

・筋層内筋腫(月経過多があれば)

【月経痛】

筋腫によって子宮内膜の面積が増えるとプロスタグランジンが増えて子宮収縮が強まり痛みが出ます。また、筋腫が大きくなったり形が変形することで圧迫や血流状態が悪くなり、痛みが出てきます。

・筋層内筋腫

・粘膜下筋腫

【レバー状の血の塊】

月経過多で血液量が多く固まりやすい状態になります。また、筋腫は子宮を変形させて血流を悪くすることなどが原因となります。

・粘膜下筋腫(特徴的)

・筋層内筋腫

【不正出血】

性交後の出血や月経以外での出血が出現することがあります。

・粘膜下筋腫

・頸部筋腫

【腰痛】

筋腫が大きくなることで骨盤内を圧迫して腰痛などの痛みを引き起こすことがあります。

・漿膜下筋腫(後方に突出するタイプ)

・筋層内筋腫(腫大すると)

【頻尿】

筋腫が膀胱を圧迫することで刺激となり頻尿を招くことがあります。

・漿膜下筋腫(子宮前壁、前方)

・筋層内筋腫(大きくなった場合)

・頸部筋腫(尿道近く)

【便秘】

筋腫が直腸を圧迫することで排便を妨げて便秘になることがあります。

・漿膜下筋腫(後壁)

・筋層内筋腫(大きくなった場合)

【不妊や流産リスク上昇】

・粘膜下筋腫(最も関連する)

・筋層内筋腫(子宮膣変形があれば)

・漿膜下筋腫(大きすぎなければ影響少ない)

・頸部筋腫(まれに妊娠経路が狭くなる)

検査方法は?

経腟超音波検査

最も初期におこなわれる検査方法です。小さな筋腫でも発見しやすいですが、大きすぎる筋腫や位置によっては全体把握が難しいケースもあります。

MRI

子宮筋腫の大きさや数を確定するのに有効です。手術の適応の判断など精度が高いですが、高いコストがかかります。

子宮鏡検査

特に粘膜下筋腫の時に有効で、子宮の内部を直接観察することができます。

血液検査

貧血の有無の判断が可能です。

手術方法別のメリットデメリット

特に気になる点として「妊娠のリスク」「再発のリスク」を考えるでしょう。

その他手術方法によっては更年期症状、癒着が考えられます。

子宮筋腫核出術

術式は主に3種類に分かれており、共通するメリットは「妊娠を希望する場合」で、デメリットは「再発リスクがある」ことです。術式別でのメリットデメリットは以下の通りです。

【開腹】

メリット:確実に摘出できる、手術時間が短い

デメリット:傷跡が残る、癒着、回復に約1週間掛かる

【腹腔鏡下】

メリット:術後の痛みが少ない、傷が小さい、入院期間が短い

デメリット:大きい筋腫は困難、高度技術が必要

【子宮鏡下】

メリット:腹部に傷が付かない、痛みが少ない

デメリット:粘膜下筋腫のみの適応

子宮全摘出術

こちらも主に3種類の術式に分かれており、共通するメリットは「根治したい場合に良い」ことで、デメリットは「妊娠不可となること」「更年期症状のリスク」があります。術式別でのメリットデメリットは以下の通りです。

【開腹】

メリット:確実な術式、どの状態でも可、手術時間が短い

デメリット:お腹に傷が残る、入院や静養期間が長い

【膣式】

メリット:お腹に傷が残らない、回復が早い

デメリット:筋腫や子宮が大きい人には向かない、癒着が強いと難しい

【腹腔鏡下】

メリット:開腹より傷が小さい、出産経験のない人も可

デメリット:大きな筋腫は向かない、開腹より手術時間が長い

東洋医学的な施術の考え方

特に一番多いのは瘀血(おけつ)で、それを中心にその他ですと気滞(きたい)などが挙げられます。

有効なツボとして「血海」「三陰交」「足三里」などが有効で、その他では既往歴やその方の体質に合わせて鍼灸でのアプローチをおこないます。

血の巡りの悪さ、気の滞りの改善をはかることで、筋腫の状態が小さくなることが考えられます。

実際の筋腫の大きさや箇所を産婦人科で確認していただき、鍼灸施術をおこなって症状の減少の経過をみたり、再度筋腫の大きさを産婦人科で確認すると良いでしょう。

施術頻度は週1回の施術で、1~2ヶ月程度をおこなうと症状の減少を実感しやすいです。

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