鍼で肩こりが良くなる理由について解説
水道橋駅すぐにある鍼灸マッサージ院のルクス治療院です。
肩こりが酷くて周りの人に話をすると「鍼やると楽になるよ〜」などと教えてもらうことはありませんか?
何となく鍼には肩こりが良さそう!と思っていても、何故良くなるのかわからないって人が多いかと思います。
今回は「鍼で肩こりが良くなる理由」について解説していきたいと思います。
まずは肩こりが起こる理由
肩こりが起こる理由に西洋医学と東洋医学の考え方があり、それぞれについて解説していきます。
西洋医学的な考え
主にコリを感じる原因として、「身体的要因」「心理的要因」があります。
身体的要因でまず挙げられるのは、「筋肉」「筋膜」による影響です。これは一番想像しやすいもので、姿勢不良や持続的な筋肉の収縮により肩こりを感じるようになります。筋肉が収縮すると血液の滞りが起こり、乳酸などの疲労物質が蓄積することで痛みや重さを感じるようになります。
次に心理的要因ですが、所謂「ストレス」によるものです。ストレスを感じると体がこわばる感じってありますよね?緊張や不安などを感じると自律神経の「交感神経」が優位になり、末梢の血管が収縮して筋肉の血行が悪くなります。血行が悪くなると上記と同じく痛みや重さを感じるだけでなく、ストレスが続くことで筋肉の硬直が続き慢性的な肩こりになることもあります。
その他では眼精疲労や顎関節症、頸椎椎間板ヘルニアなども肩こりの原因になります。
東洋医学的な考え
東洋医学的な考えは人によっては難しいと感じるかもしれませんが、、、
体には五臓六腑の臓器の名前の付いた経絡があると考えられています。(体の中に川が流れていると考えてもらえれば)この経絡の滞り(気や血の滞り)があることで不調を招きます。
肩こりの観点でいうと主に「膀胱」や「三焦」という経絡に滞りが出ると首や肩に影響が出ると考えられています。また、筋肉では「脾」や「胃」の経絡に関係しており、これらが弱ると筋肉に養われずに慢性的な肩こりの要因になることもあります。
これらは肩こりになりうる一例で、その他の原因で引き起こることもあります。
鍼の効果って何?
鍼の効果も西洋医学的な考えと東洋医学的な考えそれぞれあるので紹介していきます。
西洋医学的な考え
鍼をおこなうことで「局所的な効果」と「神経系の作用」が効果として挙げられます。
局所的な効果は、主に血流が促進されます。鍼を刺した局所の毛細血管が拡張して乳酸などの老廃物の排出がおこなわれて肩こりや炎症などを和らげます。
神経系の作用は、鍼刺激で皮膚や筋肉にある感覚受容器(感覚を伝える場所)を介して脳や脊髄へと伝わり、痛みを抑える神経伝達物質を放出して痛みを和らげます。その他では、自律神経の働きが整い、血流や内臓に良い働きをしたり、白血球の働きが活発になり抗炎症効果が望めて痛みを抑制します。
肩こりがある場合には血液の滞りが生じている事が多いので、鍼をおこなうことで血行促進や痛みの抑制することはとても有効な手段ではないでしょうか。
東洋医学的な考え
上記にもある経絡の滞り、「気」「血」のバランスを整えることを目的として鍼をおこなうと肩こりの軽減が見込めます。
例えばストレスが続くことで「気の滞り」が発生して、気滞(きたい)という状態になります。この気滞が続くと西洋医学的に言う交感神経優位になりやすいです。気滞を取り除くようにおこなうことで自律神経の働きも改善されて肩こりが緩和するでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は鍼で肩こりが良くなる理由についてでした。
西洋医学と東洋医学と両方の観点からお話させていただきました。ただし、こちらで紹介したものは一例であり、その他の原因で肩こりが引き起こされることもあります。また、鍼で効果が無い場合では、内科的疾患などによる関連痛というものもあり、医療機関に受診しなければならないケースも少なからず存在します。
今回の記事が参考になったようでしたら幸いです。
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国家資格【鍼灸師】【あん摩マッサージ指圧師】
埼玉県や東京で約10年、鍼灸院や鍼灸整骨院等で勤務し「ルクス治療院」を2020年に開業し院長として在籍。デスクワーカーのお悩みからスポーツ疾患、慢性疾患の改善や美容整体まで幅広くの顧客に対応。日常生活で痛みが出ないよう生活指導をおこなう。ファッション業界で勤務の経歴があり、趣味は筋トレ・ゴルフ(ビギナー)・温泉。