カフェイン飲料は水分補給になる?

水道橋駅すぐにある鍼灸マッサージ院の「ルクス治療院」です。

連日の猛暑で多量の汗をかき、脱水症状や熱中症のリスクが高い季節になりましたね。

さて、その際に水分補給としてどのようなことに気を付けていますか?

『ノンカフェイン飲料を飲むようにしている』『カフェインは水分補給ではないので飲まない』

このように考える人は多いのではないでしょうか。

たしかにカフェイン飲料は利尿作用があり、水分補給には適さないとは私も思っていましたが、少量でもダメなのかと思い調べたところ、研究データとしてある論文を見つけました。

その内容について今回はお話してみたいと思いますので、よろしければ最後までご覧いただけますと幸いです。

ちなみに引用した論文は以下のものになります。

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1046/j.1365-277X.2003.00477.x?sid=nlm%3Apubmed

Maughan RJ, Griffin J. Caffeine ingestion and fluid balance: a review. J Hum Nutr Diet. 2003 Dec;16(6):411-20. doi: 10.1046/j.1365-277x.2003.00477.x. PMID: 19774754.

一度に大量にカフェイン飲料を摂取すると

あまりカフェイン飲料を摂取していない人の場合では、一度にコーヒーを2~3杯(カフェイン250~300mg)を摂取すると、一時的に尿量が増加するという報告があります。

しかしながら、これはカフェインに慣れていない人に限定される現象であり、習慣的にカフェインを摂取している人では、尿量や腎機能に対する明確な変化がないことがわかっています。

一般的なカフェイン飲料の摂取では

コーヒー、紅茶、炭酸飲料などの通常の摂取量では、カフェインが原因で体液が過剰に排出されて、体内の水分バランスが崩れるという証拠は見られていないそうです。

むしろこれらの飲料は水分補給の手段として有効であり、脱水を招くものではないという見解が主流になりつつある。

運動時や高温環境での水分補給として

これらの研究データで、運動時や高温環境下でカフェイン飲料は水分補給として成立することがわかりました。

カフェインの多量摂取でなければ、カフェイン飲料を摂取しても、その水分の大部分は体内に保持されて、排出するのはごく一部にしかすぎません。(何なら普通の水を飲んでも排出されますからね…)

意外かもしれませんが、カフェイン飲料しかないような状況下では、水分補給にならないからと摂取するのを控えることはせずにカフェイン飲料を水分補給として摂取するようにしてください。

今回の記事が参考になれば幸いです。

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