関節リウマチによる関節の痛みや腫れ、朝のこわばりにお悩みではありませんか?
関節リウマチは、免疫系の異常によって関節に炎症が起こる疾患です。治療では薬物療法を中心に、病気の活動性を抑え、関節破壊を防ぐことが重要です。
鍼灸は関節リウマチそのものを治す治療ではありませんが、標準治療と併用しながら、痛みやこわばりなどの症状を軽減し、日常生活をより過ごしやすくすることを目的として活用できる場合があります。

当院では、現在の症状や治療状況を確認したうえで、関節への負担に配慮しながら鍼灸治療を行っています。
関節リウマチに鍼灸は効果がありますか?
結論として、鍼灸は関節リウマチそのものを治療するものではありませんが、薬物療法などの標準治療と併用して、痛みやこわばりなどの症状を軽減する目的で利用されることがあります。
一方で、鍼灸によって関節リウマチの炎症や関節破壊を確実に抑えられるとまでは言えません。そのため、リウマチ専門医による治療を継続しながら、症状の補助的なケアとして鍼灸を位置づけることが重要です。
鍼灸による効果には個人差があり、すべての方に同じような改善が得られるわけではありません。
関節リウマチとは?
関節リウマチは、免疫系の異常によって関節の内側にある「滑膜」に炎症が起こり、関節の痛みや腫れ、こわばりなどを引き起こす自己免疫疾患です。
特に手指や手首、足趾、足首などの小さな関節に症状が現れることが多く、左右対称に複数の関節に症状が出ることもあります。
代表的な症状として、
- 朝起きたときに手指や関節がこわばる
- 手指や手首が痛む
- 関節が腫れる
- 指や手首を動かしにくい
- 複数の関節に痛みがある
- 疲れやすい、倦怠感がある
- 症状が長期間続いている
などがあります。
関節リウマチでは、炎症が長期間続くことで関節の軟骨や骨が徐々に破壊され、関節の変形や機能障害につながることがあります。
そのため、関節リウマチと診断された場合には、できるだけ早期から適切な治療を行い、炎症や疾患活動性を抑えることが重要です。
現在の関節リウマチ治療では、メトトレキサート(MTX)などの抗リウマチ薬、生物学的製剤、JAK阻害薬などを含む薬物療法を中心として、患者さんの状態に応じた治療が行われています。
日本リウマチ学会からも「関節リウマチ診療ガイドライン2024」が公開されており、現在の標準的な治療方針がまとめられています。
関節リウマチのこんな症状にお悩みではありませんか?
・朝、手指がこわばって動かしにくい
・手首が痛い
・指を動かすと痛い
・肩や肘が痛い
・膝や足首が痛い
・足の指が痛い
・関節の痛みが長く続いている
・薬を飲んでいても痛みが残っている
・痛みのために家事や仕事がつらい
・痛みで睡眠が妨げられる
・天候や疲労によって症状が変化する
関節リウマチに対する鍼灸治療の考え方
関節リウマチに対する鍼灸では、関節リウマチそのものを鍼灸だけで治すのではなく、医療機関での治療を継続しながら、痛みやこわばり、筋肉の緊張などの症状を軽減することを基本的な考え方としています。
関節リウマチでは、関節の炎症によって痛みや腫れ、こわばりが生じます。
また、痛みが長期間続くことで、痛みのある関節をかばうように身体を動かすようになり、関節周囲の筋肉に負担がかかったり、筋肉の緊張につながったりすることがあります。
そのため、鍼灸では「痛みのある関節だけを見る」のではなく、現在の炎症の状態と、痛みによって生じている身体の変化を分けて考えることが重要だと考えています。
関節の炎症が強い場合は、刺激を慎重に調整します
関節リウマチでは、症状が比較的安定している時期と、関節の腫れや熱感、痛みが強くなる時期があります。
炎症が強い関節に対して、必ずしも強い刺激を加える必要はありません。
その日の関節の腫れや熱感、痛みの程度などを確認しながら、患部への直接的な刺激を控えたり、刺激量を抑えたりするなど、状態に合わせて施術方法を調整します。
痛みのある関節だけではなく、周囲の筋肉にも着目します
関節リウマチによる痛みが続くと、無意識に痛みのある部分をかばうことで、周囲の筋肉に過剰な負担がかかることがあります。
例えば手指や手首に痛みがある場合でも、前腕や肘、肩周囲の筋肉が緊張していることがあります。
当院では、痛みのある関節だけではなく、関節周囲の筋肉や動作に関係する部位まで確認することを大切にしています。
「痛みをなくす」だけではなく、動かしやすさも考えます
関節リウマチでは、痛みやこわばりによって身体を動かしにくくなることがあります。
痛みがあることで身体を動かす機会が減り、筋肉の緊張や動かしにくさにつながる場合があります。
そのため、鍼灸によって痛みや筋肉の緊張をケアしながら、できるだけ身体を動かしやすい状態をつくることも施術の目的の一つとしています。
ただし、炎症が強い時期に無理に運動や関節運動を行うことが適切とは限りません。
その時点での病状を確認し、必要に応じて主治医の指示を優先しながら施術を行います。
症状だけでなく、その日の身体の状態を見ながら施術します
関節リウマチの症状は、常に同じとは限りません。
「今日は手首の痛みが強い」
「朝のこわばりがいつもより長い」
「肩や首まで張っている」
「以前より身体を動かしにくい」
など、その時々によって症状は変化します。
そのため、毎回同じ場所に同じ刺激をするのではなく、その日の症状や身体の状態を確認したうえで、施術する部位や刺激量を調整することを大切にしています。
鍼灸と医療機関での治療を両立することを大切にしています
関節リウマチでは、関節の炎症や関節破壊の進行を抑えるために、リウマチ専門医などによる適切な治療を受けることが重要です。
鍼灸は、その治療の代わりになるものではありません。
当院では、現在受けている医療機関での治療を尊重しながら、
- 関節の痛み
- 朝のこわばり
- 関節周囲の筋肉の緊張
- 身体を動かしにくい
- 痛みによって日常生活に支障がある
といった症状に対して、鍼灸による補助的なケアを行います。
「リウマチを鍼灸で治す」のではなく、「リウマチの治療を続けながら、つらい症状を少しでも軽減し、日常生活を過ごしやすくする」
これが、当院が考える関節リウマチに対する鍼灸治療の基本的な考え方です。
関節リウマチに対する鍼灸の研究・科学的根拠
関節リウマチに対する鍼灸については、これまで複数のランダム化比較試験(RCT)やシステマティックレビュー、メタ解析が行われています。
研究によって結果には違いがありますが、鍼灸を通常の治療と組み合わせることで、痛みや関節の圧痛、疾患活動性、炎症マーカーなどが改善したとする研究があります。
2022年に発表されたシステマティックレビュー・メタ解析では、関節リウマチ患者を対象とした12件のランダム化比較試験、874人のデータが解析されました。
通常の西洋医学的治療のみを行ったグループと比較して、鍼灸・電気鍼・灸などを通常治療に組み合わせたグループでは、CRP、赤血球沈降速度(ESR)、痛み(VAS)、DAS28、腫脹関節数、圧痛関節数などについて、より大きな改善が報告されています。
また、2022年に発表された別のメタ解析でも、関節リウマチ患者を対象とした11件のRCT、796人について検討され、鍼治療が痛み、身体機能、圧痛関節数、CRP、ESRなどの改善に関連したと報告されています。
一方で、鍼灸の効果については注意すべき点もあります。
過去のシステマティックレビューでは、鍼治療と偽鍼を比較した研究において、痛みなどについて明確な差が確認できなかったという報告もあります。
また、研究ごとに使用する鍼の方法、治療頻度、対象となる患者さん、評価方法などが異なっているため、「関節リウマチには鍼灸が必ず効果がある」と断定できる段階ではありません。
そのため現在の研究結果を踏まえると、
「鍼灸は関節リウマチそのものを治す治療ではないものの、標準治療と併用し、痛みやこわばりなどの症状を軽減するための補助的な治療として検討できる」
と考えるのが適切です。
当院でも、鍼灸だけで関節リウマチを治療することを目的とせず、医療機関での治療を尊重したうえで、患者さんが抱えている症状の軽減を目指します。
関節リウマチの薬と鍼灸は併用できますか?
関節リウマチの治療薬を使用している方でも、病状や服薬状況を確認したうえで、医療機関での治療と鍼灸を併用できる場合があります。
関節リウマチでは、メトトレキサート(MTX)などの抗リウマチ薬、生物学的製剤、JAK阻害薬など、病気の活動性を抑えるための薬物療法が重要になります。
鍼灸はこれらの薬に代わる治療ではありません。
当院では、リウマチの治療薬を継続しながら、痛みやこわばり、筋肉の緊張、身体の動かしにくさなど、日常生活でつらい症状を少しでも軽減するための補助的な治療として鍼灸を考えています。
薬を使用している場合は、現在の状態を確認して施術します
同じ関節リウマチでも、病気の活動性や薬の種類、その日の体調によって身体の状態は異なります。
そのため、鍼灸を行う際には、
- 現在使用している薬
- 関節の腫れや熱感の有無
- 痛みやこわばりの程度
- 発熱や感染症状の有無
- 出血しやすい薬を使用しているか
- 最近の体調の変化
などを確認しながら、刺激量や施術する部位を調整します。
特に、関節の炎症が強い時期や発熱・感染症状がある場合などは、無理に施術を行わず、医療機関への相談を優先することがあります。
MTX(メトトレキサート)や生物学的製剤を使用していても鍼灸はできますか?
MTXや生物学的製剤などを使用している場合でも、薬を使用していることだけを理由に鍼灸を一律に禁止するものではありません。
ただし、薬によって注意すべき点が異なるため、現在の治療内容や体調を確認したうえで施術を行うことが大切です。
また、抗凝固薬・抗血小板薬など、出血に関係する薬を使用している場合は、皮下出血などのリスクにも配慮して施術方法を調整します。
服用中の薬について不安がある場合は、お薬手帳や薬の名前が分かるものをご持参ください。
病院の治療をやめて鍼灸だけにすることはおすすめしません
関節リウマチでは、症状を一時的に楽にすることだけでなく、関節の炎症を抑え、将来的な関節破壊や機能障害を防ぐことが重要です。
そのため、鍼灸を受ける場合も、自己判断でリウマチの薬を中止したり、通院をやめたりすることは避けてください。
当院では、医療機関での治療を大切にしながら、薬物療法だけでは十分に改善しない痛みやこわばり、筋肉の緊張などに対して、鍼灸を補助的に取り入れることをおすすめしています。
「薬で病気をコントロールする治療」と「鍼灸でつらい症状をケアすること」を両立させることが、関節リウマチの方に対する当院の基本的な考え方です。
関節リウマチの方が鍼灸を受ける際の注意点
関節リウマチの方が鍼灸を受ける場合には、現在の病状や服薬状況を確認することが特に重要です。
強い炎症や腫れがある関節には注意が必要です
関節リウマチでは、症状が強く出ている時期と比較的落ち着いている時期があります。
関節の腫れや熱感、痛みが強い場合には、患部に強い刺激を加えることが適切とは限りません。
そのため、症状の程度を確認しながら、刺激する部位や刺激量を調整する必要があります。
服薬状況を確認します
関節リウマチでは、メトトレキサート(MTX)などの抗リウマチ薬、ステロイド、生物学的製剤、JAK阻害薬など、さまざまな薬剤が使用されます。
薬の種類や治療状況によって注意すべき点が異なるため、鍼灸を受ける際には現在使用している薬についてお伝えください。
特に、免疫機能に影響する薬剤を使用している場合や、感染症などの合併症がある場合には、通常より慎重に判断する必要があります。
抗凝固薬・抗血小板薬を使用している場合は注意が必要です
抗凝固薬や抗血小板薬など、血液を固まりにくくする薬を使用している場合には、鍼をした部位に内出血が起こりやすくなることがあります。
服薬している場合は、自己判断で薬を中止することはせず、必ず施術者にお伝えください。
発熱や感染症がある場合
発熱、強い倦怠感、感染症が疑われる症状などがある場合は、鍼灸よりもまず医療機関での診察を優先してください。
また、急激に関節の腫れや痛みが悪化した場合にも、鍼灸だけで対応しようとせず、主治医へ相談することをおすすめします。
医療機関での治療を自己判断で中止しないでください
関節リウマチでは、炎症を抑え、関節破壊の進行を防ぐための治療が重要です。
鍼灸を受ける場合でも、リウマチ専門医などから処方されている薬を自己判断で減量・中止することは避けてください。
鍼灸は、必要な医療を置き換えるものではなく、症状に対する補助的なケアとして考えることが大切です。
ルクス治療院の関節リウマチに対する鍼灸
当院では、関節リウマチの患者さんに対して、単に痛みのある関節だけに鍼をするのではなく、現在の症状や身体の状態を確認したうえで施術を行います。
関節リウマチでは、痛みやこわばりが続くことで、無意識に身体の使い方が変化し、関節周囲の筋肉に負担がかかっている場合があります。
そのため、痛みのある関節だけではなく、関節周囲の筋肉や、身体の動かし方との関係も確認します。
当院で大切にしていること
1.現在の治療状況を確認します
現在リウマチの治療を受けているか、どのような薬を使用しているか、症状がどの程度安定しているかなどを確認します。
関節リウマチの治療を受けている場合は、主治医からの診断や治療内容を踏まえて施術方針を検討します。
2.痛みやこわばりの状態を確認します
同じ「関節リウマチによる痛み」でも、痛みの場所や程度、動かしたときの痛み、安静時の痛み、朝のこわばりなどは患者さんによって異なります。
そのため、現在の症状を詳しく確認したうえで施術を行います。
3.刺激量を調整します
関節リウマチだからといって、強い刺激を加えればよいわけではありません。
関節の炎症が強い場合には患部への刺激を避けたり、刺激量を抑えたりするなど、その日の状態に合わせて施術方法を調整します。
4.痛みのある部位だけにこだわりません
例えば手指の痛みがあっても、手や前腕、肩周囲などの筋肉の緊張が関係していることがあります。
また、東洋医学的な考え方も取り入れながら、痛みのある関節だけではなく、関節周囲の筋肉や身体の使い方、全身の状態なども確認したうえで施術を行います。
5.医療機関での治療を尊重します
当院では、関節リウマチの治療を鍼灸だけで行うことは考えていません。
リウマチ専門医などによる診断・治療を継続していただきながら、鍼灸によって痛みやこわばりなどの症状をケアすることを大切にしています。
「薬を飲んでいるけれど痛みが残る」
「朝のこわばりがつらい」
「関節の症状によって身体が動かしにくい」
といった場合には、現在の治療内容を確認したうえで、鍼灸によるサポートを検討します。
関節リウマチの鍼灸|よくある質問
Q1. 関節リウマチに鍼灸は効果がありますか?
A.
鍼灸は関節リウマチそのものを治す治療ではありませんが、標準治療と併用し、痛みやこわばりなどの症状を軽減する目的で利用されることがあります。効果には個人差があり、すべての方に同じような改善が得られるわけではありません。
Q2. リウマチの薬を飲んでいても鍼灸を受けられますか?
A.
病状や服薬状況、体調などを確認したうえで、医療機関での治療と鍼灸を併用できる場合があります。自己判断で薬を中止することはせず、現在の治療を継続しながらご相談ください。
Q3. MTX(メトトレキサート)や生物学的製剤を使用していますが、鍼灸を受けられますか?
A.
薬を使用していることだけを理由に一律に鍼灸ができないわけではありません。ただし、薬の種類や病状、感染症の有無などによって注意点が異なるため、施術前に現在の治療内容を確認します。
Q4. 関節が腫れて熱を持っている場合でも鍼灸できますか?
A.
関節の炎症が強い場合は、患部への直接的な刺激を控えるなど、その日の状態に応じて施術方法を調整します。発熱や感染症状がある場合などは、鍼灸よりも医療機関への相談を優先することがあります。
Q5. 関節リウマチの鍼灸では、どこに鍼をしますか?
A.
症状や身体の状態によって異なります。痛みのある関節だけでなく、その周囲の筋肉や、動作に関係する部位などを確認しながら施術部位を決めます。炎症が強い関節には直接的な刺激を控えるなど、状態に応じて調整します。
Q6. 病院の治療をやめて、鍼灸だけで治療できますか?
A.
おすすめしていません。関節リウマチでは、関節の炎症や関節破壊の進行を抑えるため、リウマチ専門医などによる適切な治療を継続することが重要です。鍼灸は医療機関での治療を補助する目的でご利用ください。
【初回限定】
各コース2,000円オフ
| 初回料金 | 2回目以降 | |
|---|---|---|
| ベーシックコース | 6,000円 | 8,000円 |
| ルクスおまかせコース | 9,000円 | 11,000円 |
| 慢性前立腺炎・特化コース | 6,500円 | 8,500円 |
| 美容鍼コース | 6,000円 | 8,000円 |
| 学生コース(22歳以下)※ | 6,000円(初回・2回目以降共通) | |
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