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人間は寝てる間に大なり小なり歯ぎしりや食いしばりをしています。
それらが強くなる要因や、それによってどのような症状が出現するのかを紹介していきます。
歯ぎしり・食いしばりの原因
主な要因は3つあげられます。
・ストレス
・奥歯で噛む癖がある
・噛み合わせが悪い
このような習慣が続くことで、歯ぎしりや食いしばりの状態が強く生まれやすくなります。
寝ている間なので意識がなくご自身だとわからないかと思います。
朝起きた時に顔が重かったり、疲れが抜けづらくなっていると、強い歯ぎしりや食いしばりをしているかもしれません。
日中でも仕事などで集中している時に食いしばってる人も多いです。その場合には呼吸法(ゆっくり大きく3~4秒で息を吸って、7~8秒で息を吐く)を試してみると良いです。2~3分続けていると少し力が抜けて食いしばりにくくなると思います。
歯ぎしり・食いしばりによる弊害
口腔内以外の症状
強い歯ぎしり・食いしばりがあると、このような症状を生む要因になります。
・顎の痛み(顎関節症などを含む)
・頭痛
・肩こり
・不眠
・顔の歪み
などが出現することがあります。
顎の筋肉は質量で考えると人間の筋肉で一番強い力がある筋肉です。
強い歯ぎしりや食いしばりがあると、顎の筋肉だけでなく付着する骨の歪み、体の緊張を強く生んでしまいます。
口腔内の症状
また、歯などにもダメージを与えてしまいます。
・かみ合わせが悪くなる
・歯がかけてしまう
・歯の詰め物が取れる
・歯周病や虫歯になりやすくなる
などといった状態の原因になることも?歯などの保護にはマウスピースも大切になってきます。
食いしばりによる呑気症
食いしばりが強くなることで空気を体内に取り込みやすくなります。「呑気症(空気嚥下症)」と呼ばれるものは、空気を体内に取り込みすぎることでゲップがよく出る・のどのつかえ感・お腹の張り・おならがよく出る、などの症状が出ることもあります。若年層に多く、出現頻度も多い疾患になります。
歯ぎしり・食いしばりでの施術について
歯ぎしりや食いしばりの状態になっていると、顎の筋肉の負担が大きく掛かってしまっています。
まずは咀嚼筋(かむ時に使う筋肉)を緩めるところから始めます。
咀嚼筋には4つの筋肉があり、その中でもどの筋肉に大きく負担が掛かっているのかを探り、ほぐすようにします。必要に応じて鍼を使って負担のかかった筋肉を緩めていきます。
お顔や頭周りの筋肉の緊張や首の歪みや筋肉のバランスを整えることはとても大切です。
また、自律神経の乱れが強く出ている場合は、背中全体も鍼などを含めて調節すると良くなりやすいです。
このご時世で、ストレスを抱えていらっしゃる方も少なくないかと思います。
そんな中で歯ぎしりや食いしばりにより、お悩みを抱えている方も増えていると思いますので、お悩みでしたら一度当院にご相談頂ければと思います。
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国家資格【鍼灸師】【あん摩マッサージ指圧師】
埼玉県や東京で約10年、鍼灸院や鍼灸整骨院等で勤務し「ルクス治療院」を2020年に開業し院長として在籍。デスクワーカーのお悩みからスポーツ疾患、慢性疾患の改善や美容整体まで幅広くの顧客に対応。日常生活で痛みが出ないよう生活指導をおこなう。ファッション業界で勤務の経歴があり、趣味は筋トレ・ゴルフ(ビギナー)・温泉。