慢性前立腺炎の治療経過例

水道橋駅すぐ鍼灸・整体のルクス治療院です。

来院されている患者さまの慢性前立腺炎の治療経過について、症状や来院までの行動、1回ごとにどのような変化があったのかを掲載したいと思います。

来院された方、その時の症状

30代男性・会陰部の違和感、切迫性頻尿、尿が割れる。

これらが約1年ほど続いていた。元々は急性前立腺炎を発症した。

仕事はデスクワークで日常座っている時間が長く、長時間座っていると切迫性頻尿が顕著に出現する。

来院する前の行動

急性前立腺炎の際には泌尿器科にて抗菌薬を投与され、しばらくすると軽減～消失した。その約2～3か月後に症状が再燃。その時に慢性前立腺炎と診断された。

処方された薬は「セルニルトン」。数か月服用していたがあまり効果がなく悩んでいたが、ネットで調べて当院のYouTube動画をご覧頂いて来院。

治療の経過について

1回ごとに変化の経過です。頻度は全て1週間に1度のペースの施術です。

1回目

来院後の経過は、ご本人の感覚では「10→7」。（10が最大で0が何もない）特に頻尿と会陰部の違和感に変化を感じた。尿が割れるのは大きな変化は無かった。来院された時に本当に鍼灸が効くのか半信半疑だったようなので驚いたと答えていた。

2回目

初回ほどではなかったが1割ほど減った感覚で「10→6」ほどに。尿の割れる感覚、出る感覚に変化がみられてきた。

3回目

更に効果を感じて半減するまでに変化した。特に座っていると出現する切迫性頻尿が軽減してきて、長く座っていて感じていたストレスがかなり軽減された。尿の割れる感じは緩やかではあるが少なくなった様子。

4回目

今回は顕著に大きな変化は感じられなかったが、全体的には少しだけ軽減した感覚。

5回目

今回は大きな変化を感じ、特に尿の割れる頻度が少なくなった。ただ、寝起きの尿割れは毎日出ていた。

6回目

座って仕事をしても、ほとんど頻尿の恐怖心はなくなってきた。会陰部の違和感も長時間座ると少し出てくるが、あまり気にならない程度。お酒を飲む機会があり、翌日に少し頻尿が出現する感覚があった。

7回目

今回はあまり顕著に大きな変化はなく、症状が悪化することはない状態。

8回目

ご本人の感覚では「10→3」程度まで落ち着いて、日常生活ではほとんどストレスを感じなくなってきた。特に気になるとすれば、たまに起こる尿割れと尿の勢いの悪さだそう。

9回目

飛行機に乗ったりお酒を飲む機会があっても、会陰の違和感や頻尿はほとんど気にならないようにはなってきた。ご本人的にも気にならないようになるまではこのペースで続けたいとのことでしたので、今後も現在の1週間に1回を継続するとお話されました。

10回目

朝の尿割れ等も起こらない日が増えてきたそう。治療をしている中で「鍼灸の効果がもっと世に知られるべきではないか」と患者さまはお話して下さります。（本当にありがたいものです）

11回目以降について

継続して来院されていますが、ストレスなくお仕事等日常生活を過ごすことが出来ているそうです。ご本人の「治したい！」という意志がとても強かったので1週間に1度（15回以上）は継続しておこなっています。

軽減してきたその後の治療は？

日常生活でストレスなく過ごすことができるようになれば、患者さまの症状や治療回数によりますが、おおよそ2～3か月を1週間に1度おこなった後、2週間～4週間に1度に少しずつ間隔を空けておこなって様子をみていきます。症状がなくなっても生活習慣等で再燃する疾患でもあります。体全体のメンテナンスを含めて1か月に1回程の治療をおこなって、予防にも努めることが大切です。メンテナンス期に入っている方は、やはり一度お辛い経験をされているので、また嫌な思いをしたくないそうなので通院しているとおっしゃります。

鍼灸治療が有効な疾患です

皆さんお薬など病院での治療を長く継続していたが、あまり効果が出ずに来院する方がほとんどです。現在では有効なお薬などがない疾患で、慢性前立腺炎では鍼灸が有効な疾患です。ほとんどの方が3回までの治療で変化を実感して頂いております。

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